こんなふらつく頭で
何かを考えようなんて想ってみたって
どだい、無理な話じゃあないか
ぐでぐでと、難癖をつけるような、屁理屈をこねるような
そんな、くだらない、つまらない呟きなど残してみても
あとで見かえす身にもなってみろ?
そんなもの、結局ただのくずみたいなもんじゃあないか
よし、そのくらいのことを考えられる頭は残っているな
じゃあ、さっさとその駄作を破り捨ててしまうがいい
そして「おやすみなさい」と一言だけ言って
(声をかける相手なんていないけど)
ベッドの中に素直にもぐりこんでしまおう
(誰かが待ってるわけでもないひんやりとしたその寝床に)
眠ろう、眠ろう
今は眠ろう、きっと楽しい夢さえ見られる
だからいやな現実などすべて忘れて
ひたすら惰眠をむさぼろう
ほら
だからはじめから言っておいたのに
こんな睡眠不足の頭で詩なんてこねくり回すな、って
あ〜あ、せっかくの眠気さえ覚めてしまった
※いえ、べつにアルコールは入ってないんですけど。睡魔って、我慢の限界超えると酔ったみたいな状態になるでしょう?