RE-SET

 なら、いっそ戦争とか言うものでも、
 誰かおっぱじめてくれないか?

 時流に押されてしまうことも
 捨て駒として扱われることも
 ちっぽけな言葉が握りつぶされてしまうことでさえ

 どうということもない
 そんなもの、一向に構わない

 ……どうせ
 どうせ、私には何もないんだ
 積み上げてきたものは
 本当にくだらないガラクタばかりで

 私は所詮、(から)っぽなんだ
 このハリボテの中に詰まっているのは
 むしろ捨てた方がイイようにさえ思える
 つまらない虚勢ばかりじゃないか

 ならいっそ誰か
 この自分という存在の
 リセットボタンを押してくれ



※やっぱり破滅的な詩は書いてる分には楽しいです。

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