不味いな
まさか自分は味わってみたくなってきているのか?
あの、極限状態を、そしてその先に見る幽夢を
ここまで追い詰め尽くす必要なんてなかった
確かにやりたいようにはやってきたが
いつだって重圧感は逃避したい気持ちと共にあった
なのにそれだけでなく
脱力感や無力感さえ感じていたのだ
どうしてくれよう、と
己自身に語り掛けたい心境だ
――おまえ、何故私をここまで追い詰める?
それでも
私の目前にはご馳走が用意されてしまっていて
私はそれを味わわずにはいられない
仕方ない状況に追い込まれてしまっている
また今日も
ろくな仕事もしなかったくせに
朝日を見ながら床につく生活が
廻ってくる
※夏休みの宿題、いつ頃終わらせていましたか? 当然ながら黄色は30日前後からの追い込みです。