翻訳

 空を

 花を

 虫を

 木々を

 天気を

 街を

 人々を

 名画を

 名曲を

 時間を

 期待を

 不安を

 歓びを

 哀しみを

 抑うつを

 興奮を

 歴史を

 記憶を

 わたしは わたしを

 わたしの言葉に 翻訳しなおす

 すると こんなものが

 ……できあがる。



※ホントはコトバなんかじゃとうてい現しきれないものを、自分の見解と感性と、そのときの直感みたいな運に恃んで、無理やりコトバの形にしなおすのが……
 たぶん、詩人の役目。

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