自分の今日の記憶を順々に
そう、床につく一日の最後から
朝、目覚めたその瞬間まで
あるいは、非現実の快かった夢の時間まで
時計の針を左回りに進める如く
時間の流れを溯り
思い出してみる……
そんな事をやってみて欲しい
当座の課題をやり終えて満足したのは――
いや、夕食ではなく昼食の前だ
何か不可思議な夢を見て
それをメモにとらなかったことを後悔したのは――
いや、朝起きてすぐでない、休暇中にしては珍しく、朝食の時間に朝食をつまんでいた時だ
ついつい漫画本に手を出して
相変わらずの意味のない後悔をしてみたのは――
いや、その合間じゃない、課題の最中にも確かにやってはいたが、最初は朝起きてすぐの事だ
ずいぶんと……
今日の記憶でさえ曖昧な物だ
まったく、ならばどうして過去の自分を振り返るなど出来ようか?
※だから反省しない。……ってああ、そこ、石を投げない。だって実際記憶って言うのは凄く曖昧なもので、ひとは物事を忘れる生き物。ならいっそ、忘れてしまいましょう。みたいな……。黄色の持論です。