ああ、そうだったのか
実は、希望はそこにあるもの
恐れて前も見ず、その一歩を踏み出せなかった自分こそが
それを見えなくさせていた原因
いけなかったのは、下ばかり向いてた自分
ああ、何と単純なこと
その道に何が待ち受けているか、なんてことは
実際にはどうでもいい、とるに足らぬようなこと
穴に落ちたらはいずりあがればいいだけのこと
道に迷えば突き進めばよいだけのこと
――それが、どんなに深い穴だったとしても、険しい獣道だったとしても
傷つき疲れてどうしても足が動かないなら
少しばかり休んだとしても何の問題もない
――そのとき、前を向いてさえいれば、進もうという意思さえあれば
だから大切なのは歩きつづけること
そのために歩き出すこと
その一歩を踏みしめること
けして諦めないこと
妥協しないこと
しゃがみこんで下を向いて
待ち受けているかもしてない困難に不安を感じて
目を閉じ耳を塞ぎ
見えないふりを聞こえないふりをしている場合ではなかった
ただ悩むだけでは結果がでる筈も無かった
大丈夫、まだ間にあう
機会はいつだって存在する
どうしてもその一歩が踏み出せないのなら
誰かにその背を押してもらえばいい
誰でもいい、どんな手でもいい
乱暴に突き放されるその手ですらいい
所詮、歩いてゆく手段はこの足だけ
結局、歩いてゆくのは自分独りだけ
さぁ、その背は叩かれた
自分は立ち上がった
爪先は虚空に浮いた
この先に何があるかなんてわからない
けれど
この『決意』の一歩は、今しっかりと大地を捉えた!
※受験生を応援するような詩が書きたくなったのです。自分、明るい系(?)の、励まし系の、こーゆーのも書こうと思えばかけたんだなあ、という感じです。