焼け付くような咽喉の痛みにふと目を覚まして
それでも自分は生きていることに気づいてみたりするのがちゃんちゃら可笑しい
いったい永らえたところでどんな意義があるかもわからない
……ただの、部品。この世界を構築するためのピース
所詮一人の存在なんてそんなもの
ひとつ不条理なのは
代えなどいくらでもきくというそのこと自体ではなくて
それが無くってもこの世界は前に進めるということ、世界は成り立っていけるということ
むしろ自分たちなど存在していないほうが世界のためだということ
それなのに
このちっぽけな存在はその内に秘めた生きる力を感じるごとに安堵して
くだらないことでこの世界が終わってしまうかのような錯覚さえ覚えるほど落ち込む
※題名なしの書き付け的なもの。PCの中から発掘したものを少しいじって詩にしてから投稿。