Thanks

 不思議と
 もうそんな気持ちはないのだ
 最初はそういう気持ちすらわき起こらないほど
 どん底に沈んでいた
 生きる行動がやっとだった

 少し落ち着いてきた時
 何故あの起き私はナイフを持っていなかったのかと
 あの人に刃を振り下ろさなかったのかと
 それを悔いていた
 それほどまでに私は傷ついた
 タイミングというのは重要で
 落ち込んだ人間をさらに傷つける
 悪意の笑顔というものもあるのだ

 今はおそらくこの人生でもう再び会うことのない
 巡りあったすべての人に感謝している

 もちろん傷ついた事実が言えるわけではないが
 私という人間は宝玉のように弱くて完璧なものでなく
 傷ついて使いこまれて時がたって真の味が出る
 なめし革

 あらゆる経験がマイナスになることなどないのだ
 それらすべてを内包した人間となって
 はじめて私は真価を問われるのだ

 だから、感謝を、
 私と関わってくれた
 すべての人に感謝を



※”ありがとう” を ひゃくまんかい

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