この不思議な国に生まれたことを
それでもとても感謝してしまう
正直、田園風景なんてそう目にしない
土なんてろくにいじったこともない
海に入ったことだって数えられるほどだし
泳ぎも大の苦手だ
ああ、生の魚も、食べられるようになったのは
ホントつい最近のことだ
なのに
それだというのに
ある日ブラウン管ごしに田んぼの1年間というものをみた
もみがらが苗になって、田植えを経て、天気や病に気をもみながら
実をつけた稲穂は収穫されて干される
ただ、それだけの映像だ
なのに
それをみたときに
不意に、涙がこぼれだした
――わたしは、こんなに美しい国に生まれた
べつに、多くは望まない
豪奢なものがほしいわけでもないし
ましてや『永遠なもの』なんて信じてさえいない
けれど
この国が今から1000年も前からこの国として美しかったように
この国が今から1000年未来も
せめて、おいしい料理が食べられる国でありますように
※ちょっと語りたいことが多すぎて語りきれない部分も多いのですが、結論を言えばぎじんかばんざ(ry