Like a

 読みかけの本を中途半端なところで閉じて
 でも、床に就こうとすれば眠れないような気分

 どんなに豪華なアーティストが唄を一曲歌ったところで
 世界地図が塗り変わるわけでもないのに似ている

 それでも個々に何かはちがうから
 どうしたってその部分は目立つのに
 けっきょくフレームアウトしていけば同じに見える
 そんな感じかもしれない

 モニターにかじりついたところで
 一時的な高揚はえられても心のスキマが埋まらないのとおなじ

 まさしく『将来に対する漠然とした不安』

 抗って何かを得たいような
 多少のつぶてには目をつむって大事にはしたくないような

 大切なようなどうでもいいような
 何かをしなきゃと思うような あらゆることがめんどくさいような

 生きていたいような それも少し疲れるなあと思うような

 まあ、そんな感じで
 けっきょく歩いてはいる



※ライク、ア、waking?

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