棄てる
拾う
悩む
また棄てる
呟く
かきあつめる
ちぎる
ばらまく
はりつける
形をかえる
つぶす
のばす
またばらまく
また棄てる
探す
また拾う
探しなおす
また悩む
今度は思い切って棄てる
なんどもなんども
コトバを作って
作りなおして
それを繰り返す
そうして出来上がったこの
全く
何てめんどくさい作業を
何て意味のない作業を
何て先の見えない作業を
何て無益な作業を
何て馬鹿馬鹿しい作業を
それでいて
愛さえ感じてしまうこの作業を
どこまで繰り返せば
自分は気が済むんだろう
※詩は思いついたときにぱーっと書き上げるため、アナログにノートに書きためられてる物も多いです。それをそのまんま写してくのは稀ですね、大抵いくらかは推敲が掛かってます。そのノートもなかなかみてみるとすごい惨状を呈していて本人にしか読めなかったりとか……
頭の中、紙の上、そして文字打ちそのすべてですこうしづつコトバのカタチは変わっていきます。
まあそんなわけで、詩を書くってどっちかって言うと子供の工作に近い所もあるんですね。自分の場合は、ですけど。