此の狭い部屋に二人
あなたと、あなただけと
鍵を掛けて、二度と出ないの
二度と出ないの……
誰にも邪魔されない、二人だけの世界で
二人、生きるの……
朱に変わった、此の部屋に
鍵を掛けて、二度と出ないの。
二度と出ないの……
離さない。
もう二度と、あなたを放さない……
あなたの鼓動は、もう止まってしまったけれど。
けれど、私も……
そう、もう二度と、放しなんかしない、もう二度と誰かに渡しなんかしない。
『あなた』が居て、『わたし』が居る。
二人だけが居る。
二人は生きるの、永遠に、二人だけで、二人だけの世界で。
此の赤い世界で。
※本領発揮(?)。狂女万歳。