なぜこの世に生を受けてしまったのだろう
 にあがるにはまだ遅すぎる
 もし、この世界が終わりを告げるのだとしたら
 しんに自分が望むものは……到底手に届かないところに
 らしんばんなど、役に立つはずもない
 なけなしの理屈を総動員してそれで何になる?
 いしは粉々に砕け散る
 しずくは脳髄へと滴る
 知恵の実に手を伸ばした罰ならば、ボクとて同じこと
 らせんをたどった先には
 なにがあると
 いうのだろう
 ままならないあしどりで
 まどろみさえ感じる
 でも
 いつまでもそれがあるわけじゃないんだ
 れんさする罪と罰
 たちきる鋏は
 らくえんにもたぶんない
 いっしょうつづく
 いたみなんていらない
 のばしたこの手は誰かの元へ届くだろうか、何かを救い救われるだろうかだなんて
 にどとそんなこと考えないと思っていたはずの透明な絶望にBLINDという名の色彩が満たされていく
 
 このボクでさえ、このボクの
 知識すべて
 総動員したって、君の中に眠る闇を、照らせるだなんて思えないから

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