何度となくくりかえす自問と自責
 がらんどうの心に残った空虚な棘と毒
 正しさなんて、ましてや正義なんて
 解らない、わかるわけもない
 なすべきことも
 のぞむことも
 だましうちにあったみたいに
 ろうそくの火が吹き消されるみたいに
 うしなわれてしまった

 こんな自分でもいいのなら
 ただ誰かのために生きられるのならそれでもいいと
 えんじてみせていただけ
 はりがねで縫い付けられた
 いらだたしいだけの日常
 らくえん
 ならく
 いったいどちらが真実?

 ほんとうは
 しっていたのかもしれない
 くやいしいくらい
 なんどもなんども
 いくどもいくども、望みは叶わないと、思い知らされていたから
 のばしたその手が誰かの手に届くかもしれない、誰かこの手を取ってくださいなんてこと
 にどと望まないと思っていたしそう誓ったはずの、あの空虚な静寂にDEAFという名の福音が満ちていく


 こんなわたしが
 合理的な思考
 をしてみたところで、答えは出ないし、何も解決なんてできない

▲TOP▲