――しかしそれを、証明することはできない

 この世には、『魔法』と呼ばれる技術が確かに存在している。
 『属性』を持たなければ扱えないというが、逆に言えば属性さえ持っていれば誰にでも扱いうる技術。
 確かに存在するのに、学問としての体系は恐ろしいほど整っていない、曖昧なもの。
 未だに迷信の様にとらえてそれと混同する地域もあると聞く。
 おそらく言葉で説明できないから、世界から取り残されるのだろう。
 しかしそれは恐怖ではない。
 それを操る瞬間、わたしは火になる、風になる。
 大気とさえ混同して、境目なく混じり合う。
 わたしは、わたしの心は
 知識を越えた高みに到達する
 その
 心の飛躍
 を
 伝えるすべを、わたしは持たない

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