もう、放っておいてくれないか?
なんで、このまんまじゃダメなんだ?
なんで、もとにはもどれないんだ……
可能性に過ぎなかったじゃないか、って言うのは言われなくてもわかってる
可能性は可能性でしかないから、実際には何の役にも立たなかった、ってことも
痛いくらいわかってるけど……
ああ、自由にのびていけたはずの枝が剪定される
競り合いながらともに育っていくはずの芽が間引きされていく
その見苦しさによく似ている
どうして、そのまんまにして放っておいてはくれない?
――それとも、まだ可能性が残っている、なんて
虚偽みたいな諭しで私を脅しつけるのか?
※Let it beも正解ですか。もとにはもどれないつらさ。選択肢がどんどん狭まっていく感じがしていく窮屈な怖さ。それだというのに周りからは干渉される。いや、耳を塞ごうと自分のほうから取り込んでしまう。専門系の大学生はつらいよ……